レントゲン検査

体の構造や変化を調べるのに適しています。
X線は波長がきわめて短いので物質を透過する性質があり、その原理を応用しています。
物質を透過する程度は器官や組織の比重により異なるため、通過する部位によりX線量が変わります。
そのX線量の差が体の内部を写しだす仕組みです。
骨などの比重の大きい部分は白く、肺などの比重の小さい部分は黒く写しだされます。
一般撮影で何がわかるの?
胸部レントゲン(当クリニックで一番多い撮影です)
- 1. 肺野(肺の中) :肺炎、肺癌、結核、誤飲、COPDなど
- 2. 心臓周辺 :心肥大、大動脈瘤、心膜嚢胞など
- 3. その他 :気胸、胸水、胸膜腫瘍、など
腹部レントゲン
腹痛が主訴で検査をします。
- 1. 腸管ガス異常 :腸閉塞(イレウス)、など
- 2. 腹腔内ガス像 :消化管穿孔など
- 3. 石灰化像 :腎臓結石、尿管結石、胆石など
- 4. その他 :臓器の形態異常など
以上を目的に撮影をします。
脊椎レントゲン
骨折の有無、異常な歪み、椎間板の広さ(ヘルニアの疑い)などを目的に撮影をします。
X線の被曝について

胸部レントゲン撮影を例に説明をしたいと思います。
胸部レントゲン写真を1枚撮影したときの放射線の量は約0.1mSv
(シーベルト:放射線量をあらわす単位)です。
これは自然界から放出されている放射線と比較した場合、約10分の1の量です。
胸部写真を何回も撮ったからといって体にはほとんど影響はありません。
因みに、日本では1年間に知らず知らずに浴びている自然放射線量は2~4mSv
(地域により異なります)と言われています。
また、飛行機で東京~NY間を往復すると0.2mSvの被曝があるとされています。
私達が自然界からも放射線を受けています。
・宇宙から0.3mSv(年間)
・食物から0.2mSv(年間)
・大地から0.5mSv(年間)
・人間の体内から0.14mSv(年間)
妊娠?
妊娠の可能性があるかもと思われたときは、検査を受ける前に必ず医師や病院スタッフに声をかけて下さい。
※妊娠の可能性:性交渉がある方で生理の遅れている方は、妊娠の可能性ありと思ってください。
放射線が胎児にあたえる影響
放射線が胎児にあたえる影響は受精後から4ヶ月までが発生異常を生じさせる可能性が高い時期です。
5ヶ月以降では、ずっと低くなります。発生異常をあたえる放射線量は100mSvを超える量と云われています。
※特に大切なのは4週~10週といわれています。
現在、医療機器の進歩により検査に使用されている放射線量は非常に少なく、腹部レントゲン写真で約1mSvですので、一度に約100回の撮影を行わないと100mSvの量にはなりません。
また、撮影で使用した放射線は体内に蓄積されることはありません。撮影の間隔があくことで放射線で傷ついた細胞は修復されます。
当クリニックでもデジタル撮影機器(CR)を使用しています。また、患者様の被曝が最小限ですむよう心がけています。

